ご挨拶

GREETING
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  • 代表取締役

    杉山 光一

    国際福祉機器展は本年で50回目の開催とのことで、心よりお祝い申し上げます。その記念の年に、私たちも出展させて頂くことに致しました。
    福祉車両に関わる出展企業は少なくなっておりますが、それ以上に心配しているのは例えばリフトアップシートや電動スロープなど重宝されている機能を持つ車種が少なくなってしまい、新しい車を購入できずにお客様が車から離れていってしまうことです。自操式でいえば、運転席を電動で前後上下してさらには回転するようなものは簡単には装備できなくなり、ご自分で車いすを収納する装置も条件付きでの取り付けになってしまいました。運転そのものは可能でも、車への乗り降りや車いすの乗せ降ろしができないために、乗りたい車に乗れず車での移動を諦めてしまう方がいるかもしれません。それは安全運転の問題とは異なり、私たちが解決しなければいけないものですが、自動車の進化が解決するだろう、規制が一層厳しくなっているのでクリアできないだろう、そもそも移動しなくても生きていけるだろう、と思考を止めてしまっているのかもしれません。
    ですが、ご本人にとって車を運転できることが与えてくれるものは、単なる移動の自由だけではないことを、私たちはお客様から教えて頂いてきました。それを得てもらうために、魅力ある装置を開発して提供していくことが、私たちの役目です。更に、ご本人だけではなく、同じ車を楽しむご家族やご友人なども一緒にご満足頂ける製品に仕上げていくことも大事なことです。同業他社様と切磋琢磨し、弊社のオリジナリティを存分に詰め込んだFUJICONの自操式運転補助装置を見て触れて体験できる貴重な展示になるよう、準備を進めています。同じ目的を果たすための福祉用具なのだからどれも同じだろう、と思っている方々に、少しでも衝撃を与えられるような展示にしたいと思っています。
    感染症も心配ではございますが、ご興味をお持ちの方は是非現地にいらっしゃって下さい。