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自操式運転補助装置の安全基準

フジオートの自操式運転補助装置は、全て自動車運転に関わる重要な部品としての認識から、独自の安全基準に基づいて設計、製作されています。これらを「フジコン スタンダード」とし、装置の安全基準について明確にします。

共通
・運転補助装置は、自動車の一部であり、安全運転に深く関わる装置であることを、それに携わる全ての人間が自覚しなければならない。
・運転補助装置は、道路運送車両の保安基準を遵守しなければならない。
・運転補助装置は、専門知識を得た技術者によって確実に取り付けられなければならない。
・運転補助装置は、公安委員会によって運転免許証に記載された条件の通りに提供されなければならない。
・運転補助装置は、ユーザーの身体的条件に応じて調整、再設計されるべきである。
・運転補助装置は、車種ごとに設計されるべきである。
・運転補助装置は、再利用を原則禁ずるべきである。
フロアタイプ
・臨時適性検査によって付属された条件を満たす装置を提供すること。特にウィンカー、ホーンスイッチについては「不要である」との記載が運転免許証にない限り、手動運転装置車に限定されている方には提供することを前提とする。
・コントロールレバーが折れないよう、握り部分の先端まで金属を延ばし、レバーに使用しているパイプはつなぎ目のない一本のものを曲げて加工する。@
・ブレーキ操作時に既設ブレーキペダルと同じ動きをするように、ブレーキアームと呼ばれる部品の回転軸を極力同じにする。A
・アクセル・ブレーキ操作時、装置がハンドル、インパネ、シフト他内装部分には一切触れないこと。(下写真)(ただし、シートについてはクッション部に触れてもフルアクセルできることを条件とし、シートポジションを前にして運転する方には専用部品を用意する。)
ステアリンググリップ
・内突基準の厳格化に伴い、ノブ部分が着脱できる製品へ移行する。
左アクセルペダル

<設計段階でスペースを確保するケース>

・アクセルとブレーキを同時に踏まないよう、左アクセルペダルとブレーキペダルの間は55o以上確保する。

<部品を調整するケース>

そのために、「サイドブレーキペダルのカット」「フットレストの取り外し」「ブレーキペダルパッドの縮小加工」が伴う場合がある。

・左アクセルペダルとブレーキペダルの高低差は既設アクセルペダルと同様にする。

・必ず手動サイドブレーキレバーをセットで取り付ける。 (足踏み式パーキングブレーキの操作方法として、「右足でブレーキペダルを踏みながら、左足でパーキングブレーキを踏む」とされている。 そのため、左足のみでペダル操作を行う左アクセルペダルの場合には、手でサイドブレーキをかける手段がなければならない。)