フジオートが考える「自操式運転補助装置」のあり方

「自操式運転補助装置」とは、お体に障がいをお持ちの方がご自分で車を運転するために必要となる装置のことです。そのため、運転補助装置は一人ひとりの障がいの部位や程度、さらに運転される車種によって、さまざまな形や機能を備えたセミオーダーメイド装置となります。

ところが、今日の福祉車両業界では自操式運転補助装置といっても「手動運転装置」ばかりを取り上げ、それ以外のさまざまな装置をないがしろにし、個々の障がいに丁寧に向き合うことをせずに製品を提供し、特定の車種を福祉車両向きだと決めつけて強く勧めるような傾向が見受けられます。

手動運転装置 FCgrip・ステアリンググリップ SG-12・ほぼ全ての国産車の左アクセル一部の障がい、一部の車種に特定して装置を製造することは、企業として当然の選択かもしれません。しかし、障がいの程度が異なる方々に規格製品を押しつけて無理のある操作を強いることや、乗りたい車に乗るという当たり前の権利を否定することは、私たちにはできません。

フジオートの願いは、お体に障がいをお持ちになりながら自動車を運転したいと思うすべての方に、乗りたい車を運転してもらうこと。そのために必要な装置をお客さまに合わせて一つひとつ開発・製作することで、安全・快適な運転はもちろん、カーライフそのものをより豊かなものにしていくことです。

その一貫した思いを大切にしながら、フジオートはお客さま一人ひとりと真摯に向き合い、手動運転装置の開発・製作はもちろん、左アクセルペダルやステアリンググリップなどの提供頻度の高い製品から一点もののサポートグッズまで、さまざまな自操式運転補助装置をご提供しています。